おいしい料理に癒される。ちょっと人生疲れた人にオススメの本。
なんか気分が下がってるとき、
ちょっと毎日がつまらないと感じているとき、
がんばってるのに間違った方向ばかり進んじゃうとき、
そんなどうしようもないときないですか?
東京に行ったとき、神保町に行きました。
もちろん本が大好きなので、僕にとってはまさに天国とでも言いたくなるような街のひとつです。
でも毎日、仕事のこととか、新しく引っ越すつもりのシェアハウスの内見のこととか、ほんとのこと言うといっぱいいっぱいだったんです……。
しかも慣れない大都会だし、人はウジャウジャいるしストレス満載!
そんな時に、大好きな本屋さん(三省堂書店)にフラッと入ったんです。
『やっぱり東京の本屋さんって違うなぁ(とことん田舎コンプレックスですよねw)』と何年か前に寄ったときのことを思い出しました。
1階の忙しない書店の雰囲気を感じながら、2階にある大好きな文庫のコーナーに向かいました。
新刊コーナーで気になる本が見つからなかったので、何の気なしに棚の間を歩いてたんです。
普段はあまり興味を惹かれない(変な意味じゃなくて、ただ単に歴史小説等を読むことがないから&たまに立ち寄って刺激を受けたいから)角川春樹事務所の文庫の前で1冊の本に惹かれました。
ほんっとうに心がすさんでたんでしょうねw
めっちゃくちゃこの本の表紙に癒される自分がいたんです。
タイトルも『星空病院 キッチン花』。
すごく柔らかい印象があって、裏表紙をバーッと読んで、すぐにレジに向かっちゃいました 笑。
詳しいあらすじは検索したりしてみてください……。
できればAmazonじゃなくて本屋さんで買ってほしいですけど、今回はあまり強く言えません…。
だってもし僕が毎日悩んでどうしようもない状態だったら、家を出て買い物に行くなんてきっと無理だろうから。そんな時はAmazonで頼んじゃえばできる限り人にも社会とも関わらなくて済みますから。
この本を読んだ僕は、いろんな意味で救われた気分になりました。
おいしい手料理。
大切な思い出。
きれいな花たち。
登場人物たちが抱く明日への希望。
読んでるうちに、フワーっていい匂いがする気がするんですw
もちろん実際に目の前に食欲をそそるような、おいしそうな料理があるわけじゃないんですけどね……。
でも、
みんなで作る水餃子、パリパリの焼き魚、アメリカを感じるハンバーガー、香ばしい匂いのサーターアンダギー、どれも家から飛び出して食べに行きたくなっちゃいます。
そして、各章それぞれに登場する個性豊かなキャラクター。
病院が舞台だから、決まって明るい未来が用意されてるわけじゃないんです。
ただ、章ごとの結末は完璧にはこの本では描かれてないんです。そこがぼくがこの本の1番好きなところなんです。きっと明るい未来に進んでいってほしいなって、読者の僕たちが望む未来に進ましてあげれるんです。
まあ現実世界、
そんな甘くはないかもしれないですが、
平凡な日常が一歩だけでも前に進むことで輝けるものだと思わせてくれました。
つまり、
そんなに楽しくない毎日をそういう風に思えるようになるのは、
きっと劇的なナニカの変化じゃなくて、
『おいしい料理』を食べること、
『身近な人』とおしゃべりすること、
そんなちっぽけで当たり前なことで変わるんだなぁ……としみじみと感じさせてくれる一冊でした。
冬真っ只中でお布団から全然出れないですよね。
その上仕事とかでストレスいっぱいに溜まっちゃってる人、
ほんとに無気力すぎて何もやる気がでない人は1度読んでみてください。
もちろん読み終わって、行動力が湧き出てくるわけではないし、考え方も変わらないし、ストレスがスーッとどっかに飛んでいくわけでもないです。
でも、もしかしたらおいしい料理がすっごく食べたくなってるかもしれません笑。
という、渡辺淳子さんの『星空病院 キッチン花』の感想でした。
ってこれも実は新刊だったんですね🤣
良かったら読んでみてくださいね。
ついでと言っちゃなんですが、
寒い冬にほっこり癒されるスタンプを作りました。
もふもふの犬のOES(オールドイングリッシュシープドック)を飼ってない方でも使っていただけるかわいらしいものだと思います←自画自賛w
ぜひ1度LINEストアでご覧ください!
☞犬語ずかん【OES冬編】 - LINE スタンプ | LINE STORE
ノーマル版も販売中ですが、こちらは冬季限定ですのでお見逃しなく!!