結婚破談のアラサーでニートが、家計簿つけたぐらいで銀行残高428円でどうにかなるの?

 

先週末本屋さんに行ってきました。

梅田にあるMARUZENジュンク堂という大きな書店です。

積読はたくさんあるんですが、新しい本との出会いを求めちゃう時ってありません?w

本当に何気なくプラプラと文庫コーナーを歩いてたけど、何もパッと来るものがなかったんです。諦めて帰ろうと思ってエスカレーターで降りようと思った時、エンド(本棚の端の部分)に置いってあったこの本に出会っちゃいました……。

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正直にいうと、

本屋さんに行こうと思ったのも短期のバイトが終わって時間に余裕ができたんですよねw

しかもぼく自身銀行残高…全然ない💸性別は違えど崖っぷちな立場に多少?すごく?シンパシーを感じてこの本を手にとりました。タイトルに入ってる派遣社員っていうのも、そこまで気取ってない感んじがしてすぐに買っちゃいました。

それから今週はLINEスタンプを考えたりしてるうちに本を読むのも忘れちゃって(←読書の習慣がzeroになってて 泣)

昨日ゆったり時間をとって、調子乗ってStarbucks☕️でモカなんて飲みながらこの本を読んできました!

 

 

ざっくりあらすじを書いていきますね。。

自称・飲食店店長の理空也が突如姿を消して、手元に残ったのは高額なカード返済で途方に暮れる藤本あすみ。結婚する予定だったから寿退社なんて先走ってやっちゃったもんだから、現在ニートの28歳。退職金も思ったより少なかったし、結婚も霧散。家賃を払えば来月の銀行残高は428円。

という感じです。

本当にざっくりですみません……

 

登場人物たちのメイン大体このメンバー☟

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親友の仁子がなんかめっちゃいい距離感の友達なんです……

銀行残高がないから多少の思惑も込めて相談でカフェでの食事に誘うんですが、そこでバッサリ!

『あたしはお金は誰にも貸さないし、借りない主義だから』(本文引用)

 

そんな仁子はあすみに生き抜くためのやるべきことを強く言います。

ハローワークに行くこと

②カードを折ること

③家計簿をつけること

この3つをまずやってみなさい、と。

職が無いと困るから就活を始めて、これ以上カードで買い物をしないようにカードを破棄すること。そして自分がいくらお金を使ったことを把握できてないことも原因の1つだからということで、家計簿を買ってちゃんとつけることを提案されます。

 

駄々をこねてカップラーメンで楽をしようとするあすみにこんなことを言いました。

『お金がないなら袋ラーメンに野菜とお肉を入れて、自分のドンブリで食べて、洗い物までやるべきなのよ』(本文引用)

確かになぁ〜と思いました。

洗い物って正直、料理を作るよりも何倍も面倒くさく感じてしまうんですよね……お腹が満たされた後に待ち受ける修行みたいなw

でもお金がないならそんなことも含めて努力しないといけないんですよね。

 

 

それからあすみはちゃんと?言いつけ通りに米を買って、野菜と卵で節約を頑張っていきます。

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米とキャベツ、卵、そしてスコーン。

 

なんか無性にスコーン食べたくなっちゃいました 笑。

 

最初は、俺でもここまで考えなしにカードで買い物しないな…って多少馬鹿にした気持ちで読んでました(←すみません💦

でも読み進めてるうちに、なんかすげぇなって純粋に思うようになりました。

だってなかなかできなくないですよ。実際にカードをハサミで切っちゃうしw

バイト仲間のミルキーや深谷さんも派遣会社の矢野さんもいい人たちに恵まれすぎ!!!と思うけど実は周りにはそういう人たちがたくさんいてたりするんですよね。崖っぷちの時だからこそ、人の優しさに素直に甘えてみるってことも重要ですよね?

 

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それから腐れ縁の友人とひょんな時に出会い、合コンに誘われて、そこで商社に勤めてる八城という男性と知り合うあすみ。

その時にはなんとも思ってなかったけど、まさかの同じグループ会社に勤めることになったことから連絡をとることに……

 

 

と物語は進んでいきます。

 

ですがここから先は是非、実際に読んでみてください。

 

派遣社員あすみの家計簿 (小学館文庫)

派遣社員あすみの家計簿 (小学館文庫)

 

☞ぜひ本屋さんでゲットしてくださいね!



 

そしてこの先は読んだ人だけみてください。

 

絶対ですよ!

 

 

なんか現実世界ではこんなハッピーに終わることって何もないと思うんですよね。

きっと矢野さんみたいに快く派遣を辞めて正社員への道を応援してくれることもないかもしれない。

手術をキッカケにもっと親友との絆が深くなることもないかもしれない。

岡島さんみたいにメンツを抜きにして友人の無事を喜んでくれることもないかもしれない。

 

 

それでもきっといいんです。

バイトで知り合ったミルキーたちを親友に紹介したくなる気持ちはすごく分かるし、大切な贈り物を勝手に開けられるとブチ切れることもすごく共感しちゃいました。

辛いことと出会って、頑張って、また壁にぶち当たって、買い物で発散したり。

 

 

そうやって人生って楽しむことだよなぁ、と感じられる一冊でした!

 

 

ひさびさに本を読んで純粋に楽しかったです。(←なんの報告w

映画とかバライエティ番組とかと違って、わざわざ自分で時間をつくって本と向き合うのって簡単じゃないですよね?

ご飯作りながら読むことだって難しいし、

確実に2時間で終わるものでもないし。

 

でも読書は読書で胸を揺さぶるエンターテイメントだってもっといろんな人に感じてほしいなぁ……とどこの立場からか分からないですがしみじみ思っちゃいましたw

 

またこんな感じでたまーに読んだ感想を書いていくので見に来てください!

それでは✋